変えずに、変えます。

椅子も机も変えずに、今あるその場所を、健やかなデスク環境へと変えていきます。体を机に合わせるのではなく、足もとを体に合わせます。

椅子は上半身を、フットレストは下半身を受け持ちます。

STORY

痛くなるまで、気づきませんでした。

グラフィックデザイナーのイ・ジョンフンとキム・ミンソ夫妻が立ち上げたROUMOは、机に向かう日々で感じていた首や肩のつらさ、その悩みに向き合うことから始まりました。市場には自分たちの求めるものが見つからず、二人は独自のフットレストを自らの手でデザインします。この試みは多くの人の共感を呼び、いまでは机まわりの環境を見直す動きへと広がっています。

PROBLEM 1

不便の原因

体に合わない。

デスクも椅子も、平均に合わせて作られています。その平均にぴったり合う体は多くありません。

自分では変えられない。

会社のデスクも共用の家具も決まっています。与えられた環境に合わせて過ごしてきました。

何が良いか分からない。

適切な高さも良い構造も、教わったことがありません。いざ選ぶとなると、何から見ればよいのか分かりません。

買い替えは費用がかさむ。

デスクと椅子を買い替えるには費用がかかります。替えても自分に合う保証はありません。

PROBLEM 2

脚には、預ける場所がありませんでした。

オフィスを見渡すと、多くの人が同じ仕草を繰り返しています。脚を組み、片脚を引き上げ、椅子の端に浅く腰かける。動きは違っても、どれも脚が落ち着ける場所を探しているのです。

MISSION

机や椅子を買い替えずに、手軽に

机も椅子も替えずに

使い慣れた机と椅子はそのまま。変わるのは、足の置き場所だけです。

手軽に、低コストで

組み立ても工事も要りません。家具を買い替えるより、ずっと身軽です。

心地よく、正しい姿勢へ

矯正を強いることはありません。脚が楽になれば、良い姿勢は自然についてきます。

自分の体にぴったり

高さ5〜19cm、81通りの組み合わせ。基準は平均ではなく、自分の体です。

SOLUTION

矯正ではなく、行動デザイン

置くだけで、習慣のように使うようになります。人をせかすのではなく環境を変え、良い姿勢が自然とついてくるようにします。変化の負担を、人ではなく製品が引き受けます。

SOLUTION

足と脚を、預けられる場所へ

2段構造で集中と休息のあいだの姿勢の切り替えを助け、自分の姿勢に合わせて調節できます。

PROOF

時間がつくった、新しい基準

2019年にROUMOが提示した2段構造は、業界のスタンダードになりました。毎日使う人たちの評価は4.88(Naver)、Good Design Korea 2022・2025として認められました。

DETAIL

ユーザーとともに、一つずつ解く

良いフットレストの条件は、華やかな機能ではなく、毎日使うなかで気になっていたものが消えていくことでした。さらに私たちは、机での暮らしで誰もが一度は経験する不便を、一つずつ解いています。

足の裏を支えるだけの平らな板で、終わってはいけません。集中する姿勢にも、休む姿勢にも、その居場所を用意できること。

これまでのフットレストは、足で押すとするりと滑り、足の届かない場所まで逃げてしまうことがあります。そのたびに体のバランスは崩れ、心もどこか落ち着きません。よいフットレストなら、床をしっかりとらえ、足で押しても、その場を動かずにいられるはずです。

幅が狭いと、つい両足を中央に寄せてしまいます。両足を肩幅のまま乗せられるように、フットレストには幅512mmほどのゆとりが必要です。

足を動かすときに部品がぶつかって出る音があってはいけません。これは集中を妨げる要素です。ぐらつきのないシンプルな構造で、動かすときも静かであるべきです。

腰をかがめて位置を手で合わせなければならないなら、没入の妨げになります。座ったままの姿勢で、つま先で位置を変えられるべきです。

自分の体に合う高さと角度を設定できるべきです。一人ひとり、体も環境も違うからです。

すばやく姿勢と位置を変えるには、足でもたやすく動かせるほど軽くあるべきです。

毎日体重を受け止め、つま先で押される物だからこそ、丈夫な素材とシンプルな構造で長く耐えるべきです。

空間に自然になじむ色を選べるべきです。とくに、ほこりや跡が目立ちにくいほど、使うときに心理的な安心感を与えてくれます。

足の冷えを訴える方が多くいらっしゃいます。温熱を加えるなら、低温やけどや火災の危険を抑える構造で、体への負担が少ない、快適で安全な温熱環境を備えるべきです。

参考文献

本文に引用した研究は、問題の背景と設計アプローチの妥当性を説明するための参考資料であり、特定の効果を保証するものではありません。

↗ 体に合わない机 — 労働者の46.7%が不一致、適正な机は60〜79cm (ScienceDirect, 2025) ↗ 人間工学的な設計範囲は5パーセンタイル女性〜95パーセンタイル男性、机は68〜76cm (BIFMA G1-2013) ↗ フットレスト使用時に背もたれを活用する傾向 (ScienceDirect, 2021) ↗ 行動が起きる条件:動機・能力・きっかけ (Fogg Behavior Model) ↗ 「毎時間の姿勢の切り替え」が保護要因 (BMC Public Health, 2022) ↗ 脚組みと骨盤・体幹の非対称 (PMC, 2014)

ROUMOは、人を変えようとはしません。もっと正しく座るよう求める代わりに、足がとどまる場所を変えます。体は動いても集中が途切れないように、もっと遠くへ行こうとする気持ちに、そっと歩幅を合わせます。そうして、いま座っているその場所が、可能性と出会う居場所になります。

私の可能性の居場所をつくる

ROUMO LC99は、正しい姿勢へ導き・サポートする机まわりの環境製品であり、医療機器ではありません。疾患の診断・治療・予防を目的とするものではなく、感じ方は人によって異なる場合があります。検証スペック:支え高さ5〜19cm、幅512mm、81通りの高さ・角度の組み合わせ。

ABOUT

routine and more
roumo

かつては、楽な道があると信じていました。速く駆け上がる方法を誇らしげに語る声が、あちこちにありました。その言葉を、そのまま書き取っていました。時が経つと、声はいつのまにか消え、その場所だけが、ぽつんと残りました。軽やかに騒いでいたものたちは、軽かったからこそ、先に散っていったのでしょう。残ったのは、毎日の繰り返しでした。昨日と変わらない今日に耐え、もっと遠くへ行こうとしては転び、また同じ場所に座り直して、もう一度始める日々。退屈で、しばしば、みじめでした。何のためかも分からないまま、ただ踏みとどまる日々でした。

そんなある日、ふと、となりを振り返りました。そして、気づいたのです。退屈な繰り返しだと思っていたその日々のすべてが、じつは一歩ずつ重ねてきた、ひとつの旅だったことに。転ぶたびに、同じ場所へ座り直すたびに、すぐそばで、同じ歩幅で歩いてきたものがあったことにも。派手ではないから見えなかっただけで、となりを歩く足どりは、いつも静かに続いていました。だから私たちは、華やかさではなく、ひたむきさを選びました。黙って踏み出す一歩が、やがて道になる。それを胸に刻み、心に誓いながら。誰かのそばで歩幅を合わせ、もっと遠くへ行こうとする気持ちと、そっと並んで歩きます。毎日のルーティン、その上に一歩。ROUMO。